20代後半で多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された筆者の不妊治療記録です。今回は、「自己タイミングから診断まで」をまとめました。妊活を検討されている方や同じ体質の方、現在不妊治療中の方の参考にしていただけるとうれしいです!
<この記事でわかること>
・20代後半夫婦の不妊治療記録
・自己タイミングの方法
・通院開始と検査内容
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について
個人の体験談ですので、あくまで不妊治療の一例として参考にしてください。
筆者のこれまでと現状
筆者のこれまでと現状は以下の通り。
<筆者のこれまでと現状>
・20代後半夫婦(同い年)
・夫:異常なし、妻:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・自己タイミング×6
・タイミング法×4
・人工授精×5
・体外受精×1
自己タイミングの方法
一般的な自己タイミングの方法は①検温や排卵検査薬による排卵日予測②タイミングを取るの2つです。筆者は半年ほど自己タイミングを行いましたが、妊娠できず。
体温測るが一定でわからない、排卵予測ができない、生理周期が長いなど今思えば自己タイミングで妊娠しにくい原因のオンパレードでした、、
自己タイミングから検査に移行する期間は人によるとは思います。ただ筆者的には半年〜1年ほど自己タイミングで妊娠しなかった場合、一度検査するのをおすすめします。
通院開始と検査内容
半年の自己タイミングを経て、通院を始めました。もともと生理周期も長いことと、姉も不妊治療していたことで不妊治療に対する抵抗はありませんでした。
生理周期が長い、生理が重いなど気になることがある場合は早めに検査して損しないです!
病院は夫婦で検査・治療ができる病院を探しました。ちなみに都内の場合は、東京都福祉局の「不妊検査等助成事業の概要」で病院一覧を確認できます。
女性だけでなく男性起因の不妊があることも知っていたので、一緒に検査に行きました。
検査内容は以下の通り。
<検査内容>
妻
・採血
→甲状腺ホルモン検査
→性感染症検査
→ホルモン値検査
・卵管造影検査
・細胞診(子宮頸がん検診)
・超音波(エコー)
夫
・採血
→性感染症検査
・精液検査
初回と2回目で上記の検査を一通り実施しました。結果夫は異常なし(平均上)、筆者は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とわかりました。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を裏付けるのはホルモン値と卵胞の数、排卵障害や月経異常などと言われています。
①ホルモン検査でLH(黄体化ホルモン)がFSH(卵胞刺激ホルモン)より値が高い②エコーで卵胞をチェックしたときにネックレスサインができている③無排卵や排卵障害などの月経異常。
これらの要素が重なることでPCOSと判断されます。また、PCOSといっても内服で排卵できる軽度なものから、なかなか卵胞が育たない重度なものまで段階があるため、対応も異なります。
私は軽度ですが、内服で排卵するときと内服+注射でも育たないときがありました。時期によっても育ちが違い、絶対的な治療がないのもPCOSの難しさだなと思っています。
ただ、PCOSは卵胞が育ち排卵すれば、自然妊娠や自然に近い形での妊娠ができる可能性も。「PCOSだから妊娠できない」と思わずに、その時々に合った治療に前向きに取り組んでいきましょう!
卵管造影検査とは?
卵管造影とは、卵管に造影剤や水を流しレントゲンで確認し卵管の詰まりがないかを調べる検査です。一般的に卵管に詰まりや異常があると激痛だと言われています。
筆者は事前に鎮痛薬(アセトアミノフェン)を内服していたこと、卵管の詰まりもなかったことで痛みは軽めの生理痛程度。
筆者の姉も同じ病院、同じ方法で検査を行いましたが片方の卵管が少し詰まっていたため涙がボロボロ出るほど痛かったそうです。
かなり痛いと言われる卵管造影。人によって痛みが異なるので、気になる場合は鎮痛薬を内服していいか医師や看護師に聞いておくのがおすすめです。
この期間にやっておくのがおすすめなこと
自己タイミングや検査開始時点までにやっておくのがおすすめなこととして、以下に例を挙げてみました。
例
・自己タイミングの期間を決める
・いつまで不妊治療を続けるかざっくり決める
・お互いの将来について話し合う
筆者は自己タイミング半年、不妊治療は35まで(仮)、もし子どもに恵まれなかったら二人で日本を巡りながら過ごしたいなど、夫とかなり話し込みました。
不妊治療は二人三脚が大切です。これからどうしたいか、どんな治療を受けるかなども詳しく話し合っておきましょう。
特に不妊治療が進めば進むほど通院の数も増え、仕事や家計に影響が出る場合も。また、治療が始まるとメンタル的に話し合えないときもあるので、このタイミングでの話し合いがおすすめです!
まとめ
今回はPCOSと診断された筆者の自己タイミングから診断までをご紹介しました。自己タイミングの期間や検査を受けるタイミングは夫婦によって異なりますが、「みんなはどうなんだろう……」と気になる方もいますよね。一例として、この記事を参考にしていただけると嬉しいです。