図書館司書資格⑤【近大通信司書コースの図書館サービス概論レポート/科目終末試験(2021)】

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図書館サービス概論図書館司書

今回は図書館サービス概論の合格レポート及び科目終末試験の問題・及び解答例をご紹介していきます。これからレポートに取り組む方やテスト対策の参考にしていただけると嬉しいです🌟

この記事でわかること
✔️図書館サービス概論のレポート設題
✔️合格レポートの構成
✔️図書館サービス概論の科目終末試験設題
✔️合格した解答の内容

他の図書館とのデータ比較が必要になります。再提出でおまけ合格をもらえた科目です。

記事内

図書館サービス概論とは?

図書館サービス概論では、図書館が利用者に提供する基本的なサービスについて学習します。閲覧・貸出などの目に見えるもの(パブリックサービス)を中心に学べる科目です。

ちなみに本の収集や整理・アーカイブなど目に見えにくいサービスは「テクニカルサービス」といいます。

レポート

ここからは実際の合格レポート(2021)をご紹介します!
※レポートの丸写しは禁止されていますのであくまで参考に留めてください。

図書館サービス概論 合格レポート(2021)

<設題>
身近な公共図書館(都道府県より,市町村立が望ましい)を観察し,このテキストに書いてあることと比較しつつ,その図書館の特徴を述べ,またあなたの具体的で実現可能な希望を列挙してください。
 
<解答>
1  はじめに  
  幅広い世代に活用され,時代の流れや利用者のニーズに合わせて変化してきた図書館。今回は在住する〇〇図書館について調査した。以下その内容と当該図書館に対する実現可能な希望を述べていく。

2 〇〇図書館の概要
・当該図書館の概要
  2019年時点の蔵書数は〇〇冊。〇〇の人口は〇〇人で,貸出数は〇〇冊のため,人口一人当たりの貸出数は〇〇冊となる。近隣の地区である〇〇の人口は〇〇人で,△△図書館の貸出数は〇〇冊(いずれも2017年のデータ)のため,人口一人当たりの貸出数は〇〇冊となる。全国の市区立の合計人口は〇〇人で,市区立図書館の合計貸出数は〇〇冊のため,人口一人当たりの貸出数は〇〇冊となる。これを全国平均として考えると,当該図書館は近隣の△△図書館に比べて貸出数は多いが,全国平均には及ばないという形になった。
・当該図書館の現状と課題

3 基本的なサービス
・閲覧時間
・返却場所や施設内の説明
・力を入れている資料など

4  対象別サービス
・児童書架
・YAサービス
・高齢者及び障害者サービス

5  実現可能な希望
・地域資料の宣伝
・施設内の環境についての改善

文字数  1995(設題を含む)

参考文献・添付資料

  • 参考文献 統計と名簿(2019)
  • 参考文献 地区の公式HP令和3年度 年齢別人口統計表
  • 参考文献 〇〇図書館HP
  • 参考文献 △△図書館事業報告
  • 参考文献 △△図書館公式HP

講評

一人当たりの蔵書数も評価してください。ご希望が実現するよう、働きかけてみてください。(本文ママ)

作成にあたって

講評を見たところおまけ合格な感じです。同規模自治体や平均との比較+一人当たりの蔵書数が必要みたいです。特に正確な数値が求められます。

図書館概論の際にインタビューした内容をコンパクトにまとめて載せました。

科目終末試験

ここからはテスト問題と合格解答(2021)をご紹介します!試験の形式はWeb試験、成績は優 80点でした。

※模範解答ではありません。解答の丸写しは禁止されていますのであくまで参考に留めてください。

図書館サービス概論 科目終末試験 解答(2021)

<設題>
 閲覧サービスについて他のサービスとの関連とともに説明し、今後の課題を列挙してください。 

<解答>
  閲覧サービスとは、図書館内での読書(試し読みを含む)や、調べ物などの調査活動のことである。

1 閲覧方式
閲覧には①開架方式と②閉架方式がある。

①現在一般的な方式で、利用者が自由に書架の前に立って資料を選ぶことができる方式である。メリットとしてはブラウジングによって利用する資料を絞ったり、他の資料と比較できることが挙げられる。デメリットとしては資料の排列が乱れやすく、汚損しやすいことが挙げられる。

②図書館員が書庫から出納してきて利用者が受け取って閲覧したりする方式である。メリットとしては収納効率を高め、本を良い状態で保存できることが挙げられる。デメリットとしては図書館員の負担が大きく、利用者の資料選択における自由度が低いということが挙げられる。
 これらは一長一短であるため、両者を併用する図書館もある。閲覧サービスは複写サービスや貸出、レファレンスサービスなどさまざまなサービスに展開する可能性がある。できるだけ利用者が自由に閲覧できるようなシステムや環境が求められる。

2 方法
 排架とは資料を順序に従って並べることである。開架方式の場合は利用者の探しやすさを考え分類順配列にしたり、閉架方式の場合は収納効率の良さや出納のしやすさを優先的に考えたり、各方式に応じた工夫が必要である。また、資料やその大きさ、対象者も踏まえた排架の工夫も求められる。

3 利用案内
 図書館の資料やサービスなどをよく使ってもらうために作られる資料のことである。一般には図書館を初めて使う利用者が受け取ったりすることが多い。来館しないサービス対象者にも知ってもらい、利用機会を促す機能もある。広義には利用案内だけでなくデータベースの使い方のリーフレットや行事のチラシ、新しくはじめたサービスなどと利用者を結びつける重要な機能があるため、対象に合わせ、必要に応じて改編することが求められる。

4 フロアワーク
 サービスカウンター以外の場所で行われる利用者サービスのことである。図書館員がサービスカウンター以外のところにいることで声がかけやすい場合がある。これが利用案内、レファレンスサービス、読み聞かせ、ブックトークなど色々なサービスに展開する可能性がある。職員を通して受けられるサービスの幅が広がるのである。

課題としては以下の点が挙げられる。

①希少資料の閲覧
 図書館内の資料の貴重書は、閲覧を限定したり図書館員の監視をつけたりと利用者に対する自由度が極めて低い。デジタルアーカイブ等で資料を残すことによって、利用者が自由に閲覧できるようになり、リンクする資料へとつなげることも可能となるだろう。類縁機関などと協力して壊れやすいものなどもデータとして残せることができれば、資料自体の量も増え、閲覧サービスから貸出等その他のサービスへもつながるだろう。

②フロアワークの質向上
 現在図書話ではボランティアを多く雇っている。利用者側からしたらフロアワークとしている図書館員とボランティアの図書館員との区別はつきにくい。そのためフロアワークは図書館の資料やサービスをよく知る図書館員が行うことはもちろん、その熟練図書館員に引き継ぐなどの仕組みを徹底する必要がある。またサービス自体を知らず、カウンターに声をかけられないまま図書館を去ってしまう利用者も少なからずいる。フロアワークについて掲示物やチラシ等で周知に努めることで、閲覧の際の時間削減や他のサービスへのアクセスも効率的になることを実感してもらえるだろう。

文字数 1444

感想・反省点

事前に用意していたものを打ち込みました。文科省の「これからの図書館サービスの在り方」などにも触れると良かったかもしれません。

図書館情報資源概論でデジタルアーカイブについて学習していたので、それを踏まえて今後の課題としました✔︎

まとめ

今回は図書館サービス概論のレポート及び科目終末試験についてご紹介しました。ぜひよく利用する図書館と他の図書館とを比較してサービスの違いを見つけてみてください。

他の科目もチェックしてみてください↓
📎図書館司書資格③【近大通信司書コースの図書・図書館史レポート/科目終末試験(2021)】
📎図書館司書資格④【近大通信司書コースの図書館制度・経営論レポート/科目終末試験(2021)】

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