さて今回もビジネス本紹介シリーズがやってまいりました!
今回紹介する本は、図書館に行って何気なく本を漁っていた時に偶然見つけた本です。
タイトルから惹かれるものがあって直感で「これだ!!」となりました。
結論からいうと、数字に対する印象が180度変わりました!
数字というとどこか取っ付きにくく、人によっては「近寄ってくるなっ」と言わんばかりに嫌う人も少なくないのではないでしょうか。
そんな方も含めて全社会人に送りたい1冊になります。
気になる本のタイトルは…
『入社1年目からの数字の使い方』深沢真太郎 著
『数字を制するものはビジネスを制す』とも言われたりしますが、この1冊を読んで学ぶだけで、周囲の人と差をつけられること間違いなしです
余計なことまで伝えない
余計なことまで伝えない
これは単純ではありますが、確信だと思いました
例えばこんなシーンです
夫くん、今年の売上高を昨年の売上高と比較してもらえるかな?
今年の売上高は昨年の売上高と比べ+〇〇円です。
一昨年の売上高と比べると…、3年前と比べると…
そんなことまでは聞いてないんだけどな…
つまり、相手が求める情報以外の情報は無意味だということです。(時には余計な時間まで奪ってしまうことになります)
本書には報告する情報はプレゼントとまでされていました。
いかに相手に喜んでもらうか(求めるものにマッチしているか)を意識できているかで数字(情報)との向き合い方が変わるかもしれませんね。
説明は実数と割合を
マインド面の次は実際の行動編です!
それは実数と割合を使いこなすことです!
実数とは、予定や予想、計画された量でない、実際の数値・値。
出典:『Wiktionary』
割合とは、1つのものを構成する各要素が、全体の中でどれくらいを占めるかといった意味合いで用いられる言葉である。
出典:実用日本語表現辞典
本書では『1&2ルール』を推奨していました。
情報を伝える時には「1行に2つの数字を入れて伝える」ということです。
例えば
今年のきゅうり1本あたりの平均価格は48円です
といわれると、野菜の相場がわからない私は
このきゅうり48円って安いのか高いのかわからない…
となります。ただ、こんな伝え方だったらどうでしょう
今年のきゅうり1本あたりの平均価格は48円で、例年より7円ほど高くなっています
となってくると
なるほど、例年より高いのか
買う時にちょっと意識しようかな〜
という感じになります。
実数と比較対象があるので、相手に知識がなかったとしてもわかりやすくなります。
今回は実数 + 実数 でしたが
5月の光熱費は3000円で去年同月15%減 のように 実数 + 割合 で 表すこともできます!
この実数と割合、そして『1&2ルール』を使いこなすだけで相手にわかりやすく伝えることができます!
ちなみに今回具体例に挙がったきゅうりは妻の好きな野菜です。
データを読むための5ステップ
マインド面、伝え方ときたらあとは情報を抽出すつ方法です!
本書で紹介されていた5ステップをご紹介します。
- グラフ化をして傾向と外れ値を見つけ出す
- 平均と標準偏差を導き出す
- 外れ値を除いて改めて平均値と標準偏差を計算
- 平均値±標準偏差で大まかな散らばり具合の範囲を把握する
- 標準偏差 ÷ 平均値 で相対評価
数字とにらめっこするだけでは中々わかりづらいことも、グラフ化すること視覚的にわかることもあります。特に外れ値は一瞬で探すことができます!
まとめ
今回は『入社1年目からの数字の使い方』深沢真太郎 著 を紹介してきました
ビジネスの場において、数字を使っての説明は日常茶飯事です。
本書を読んで数字を強みに変えてみてはいかがでしょうか?
タイトルは入社1年目となっていますが、どなたが見ても勉強になる1冊です!
また、過去の投稿で別のビジネス本も紹介しています。
説明が苦手なあなたへ送る1冊〜「いまの説明、わかりやすいね!」と言われるコツ〜
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