食に関する本のおすすめ14選【料理研究家著からベストセラー、初心者でも読みやすいものまでご紹介】

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生活・おすすめ品

今回は、読書も食欲も堪能できる、秋にぴったりの食に関する書籍をご紹介します🌟料理研究家著からベストセラー、初心者でも読みやすいものまでジャンル別にご紹介していますので、是非参考にしてみてください。

この記事でわかること
✔️食エッセイの楽しさ・読み方
✔️食をテーマにしたおすすめの本

私の食生活を変えてくれた本もあります!ほっこりするものや面白いものなど充実させてくれる本あるのでぜひチェックしてみてください。

記事内

食に関する本の良さとは?

神保町

食に関する本の良さを一言で表すと「文で飲み込めること」です。私は食が元々細く、そこまで多くの量を摂取できません。しかし文であれば必要以上の摂取も見た目や味・おいしさの再現もできますし、実際に食べたことのないものでも想像できます。

また食にまつわる本やフードエッセイは短編のものが多く、身近なテーマでもあるので読書があまり得意ではない方にもおすすめです。自分の好きな料理や思い出の料理など、目次から選んで読み始めるのも良いですよ📚

料理や食がテーマなのはどれも同じですが、ほっこりするものから面白い切り口で料理を見つめ直すものまで、実はそのジャンルもそれぞれです。中には挿絵や写真がおしゃれなものもあるのでインテリアとして飾って楽しめます。

写真が魅力的な本

食エッセイには写真が魅力的な書籍があります。写真を見ながら美味しさを想像したい方や、実際に掲載されている料理を作ってみたい方にもおすすめです。またお店も紹介しているので、掲載されているお店を巡るのも楽しいですよ。

『味な店』平野紗季子(著)

フードエッセイスト、平野紗季子さんがPOPEYEで連載していたものをギュギュッと一冊にまとめた本です。料理はもちろん、お店やそこで働く方々の写真もフルカラーで掲載されていてボリューム満点です。

「その後のひと言」という文中で綴りきれなかったであろう一言が、写真の中の空間をより身近に感じさせてくれます。実直で好奇心旺盛な平野さんがご紹介する料理は、懐かしいものから流行の先をいくものまであり、写真を見ているだけでも楽しめます。

『東京でお酒を飲むならば』甲斐みのり(著)

エッセイストの甲斐みのりさんが書かれたこちらの書籍は、浅草をはじめとする全部で9つのエリアでおすすめのお店を紹介しています。日頃から建築写真をインスタグラムに載せていらっしゃる甲斐さんならでは写真のチョイスで、お酒とおつまみのある空間が切り取られています。

定番の焼き鳥屋で飲むビールから喫茶店で飲める特製マティーニまで、東京をお酒とおつまみの観点で巡れます。巻末にはお店の地図も掲載されているので、お酒が好きな方におすすめの本です。

出かけるときにこの本を手に持っていたことがあったような、、

もちろん、巡ったお店にはマーカーを引いています🖋

扉絵が食欲をそそる本

かわいらしいタッチの絵や、登場人物が美味しそうに料理を頬張る漫画を扉絵に採用した書籍もあります。日頃から漫画をよく読む方や可愛いイラストに癒されたい方におすすめです。

『いとしいたべもの』『こいしいたべもの』 森下典子 (文・画)

やさしくかわいらしいイラストが表紙のこちらは、食のエッセイなどを連載していた森下典子さんの書籍です。表紙や扉絵のカラーイラストは全て森下さんが描かれたもので、ほっこりとするのに存在感があり見ているだけでお腹が空いてきます。

よく口にするたべものから贅沢品まで、食べたときの思い出やエピソードが蘇えり、ほっこりした気持ちになれます。共感しやすく食エッセイ初心者にもおすすめなシリーズ本です。

『サンドウィッチは銀座で』 平松洋子 (著)/ 谷口ジロー (画)

食・料理のエッセイを中心に書かれている平松洋子さんの文と、孤独のグルメなどを手がける谷口ジローさんの画で食を楽しめる贅沢な一冊です。季節ならではの料理からお酒のつまみまで、食の空間をラジオ感覚で楽しめます。

食に対する言葉の引き出しの多さでまずお腹が空き、そこに加わる挿絵で空腹感はマックスに。いろいろなメニューを先入観なく自由に楽しみたい方におすすめです。

歌人のフードエッセイ

グルメエッセイの中には歌人が書かれた書籍もあります。言葉遊びや詩などが好きな方は是非手に取って欲しい書籍です。

食に関する本はタイトルに「味」「メニュー」「食材名」が入っていますが、ご紹介するふたつは「君」「わたし」と人称代名詞が入っているのも面白いです!

『君がいない夜のごはん』 穂村弘 (著)

歌人である穂村弘さんの、食に対する疑問やこだわりが詰まったエッセイです。カロリーの存在を追い求め、賞味期限の境界線をさがし…ほかのエッセイとはまた違った観点から食に切り込んでいきます。

穂村さんの詩も登場します。フランクで読みやすく、時々笑ってしまうような一冊なのでリラックスしながら食エッセイを楽しみたい方におすすめです。

『私を空腹にしないほうがいい』くどうれいん (著)

目を引く鮮やかなピンクの表紙に危機感迫るタイトルのこちらは、詩人のくどうれいんさんが書かれた食にまつわる記録です。6月の日記として書かれたこの書籍はタイトルが俳句調なのも魅力の一つです。

眩しいくらいに素直に食を表現されていて、普段から本が好きでよく読む方にもおすすめの書籍です。置かれている店舗は限られていますので、近くの店舗にあるかチェックしてみてください。

食について考えるきっかけをくれる本

食の本の中にはお子様や自身の食生活を見直したい方や、食育について学びたい方に読んでいただきたい書籍もあります。対談・議論形式なので読み進めながらご自身の考えも深められますよ。

『食べるとはどういうことか』藤原辰史 (著)

この書籍は2022年度の大学入学共通テストの国語で出題されました。「今まで食べた中で一番おいしかったもの」「食べるはどこまで食べるのか」「食べることのこれから」といった食べることの3観点から議論形式で進んでいきます。

現代の「食べる」に至るまでの背景などもあり、それぞれのテーマで自身の考えも深められます。お子様と一緒に食育について学びたい方にもおすすめの一冊です。

『おいしいってなんだろ?』伊藤まさこ(著)

おいしいものを探して各地を飛び回る伊藤まさこさんが書かれた書籍です。おいしいものといえど、馴染みのある味からたまに無性に食べたくなるジャンクフードまで、世の中にある「おいしい」をテーマにして対談形式で進みます。

また1人の「おいしい」ではなく、著名人のおいしいを旅できるのも嬉しいポイントです。ふと自分が今まででおいしいと思ったものの数々を思い出せます。「おいしい」で体を満たしたい方におすすめです。

料理家・料理研究家の本

料理家や料理研究家の方が書かれている書籍は、料理に対する苦手意識を払拭してくれます。これから料理に挑戦したい方や、今まで頑張りすぎてしまった方にそっと寄り添ってくれますよ。

『チクタク食卓 上・下』高山なおみ(著)

料理家の高山なおみさんの食卓を記録した、上下巻の書籍です。写真がないページやメモだけのページもあり、気張らない身近な食卓の様子が感じられます。ありのままの食卓には、インスタント食品なども並びますが、食に対する愛が伝わります。

今日は何を作ろうかなと悩んだときに、ふと手に取っていることの多い本です。月毎に作った料理がまとめられているので、食材のレシピを見たい方にもおすすめです。

『一汁一菜でよいという提案』 土井善晴(著)

料理研究家の土井善晴さんが書かれた、料理における肩の荷を下ろしてくれる本です。日本の食事の基本は「一汁三菜」と言われていますが土井さんは一汁一菜でよいとし、心に余裕があるときに楽しめばいいと教えてくれます。

「料理を作るのが大変」「忙しくて料理に時間をかけられない」といった、日々料理に真面目に向き合っている方やこれから自炊をはじめたい方におすすめの本です。

女性作家・漫画家のフードエッセイ

女性作家のフードエッセイもあります。好きな作家の料理に対する考えを知りたい方におすすめです。普段の小説とはまた違った一面を知れるかもしれません。

『くいいじ』安野モヨコ (著)

漫画家としても有名な安野モヨコさんの食エッセイです。自らを食いしん坊と称し、食通ではないけど「くいいじ」と向き合い自分が食べたいものを食べる、自由だけど食へのこだわりを感じられる作品です。

安野さんのモノクロの挿絵が食欲をそそります。ファンの方はもちろん、食欲が旺盛な方におすすめの一冊です。

『ごはんぐるり』 西加奈子(著)

作家の西加奈子さんの食エッセイです。カイロ・大阪育ちという環境下で得た、共感できるものから想像だけでは追いつかないものまで、ご飯にまつわるエピソードが綴られています。

豪快さを感じられる部分も、繊細さを感じる部分もひっくるめて西さんの人柄を知れる一冊です。異国の食文化に触れてみたい方や西さんのエッセイも読んでみたい方におすすめです。

『やわらかなレタス』江國香織(著)

江國さんの小説のように、柔らかい言葉で綴られた食エッセイです。日常の食事の中で子供の頃の自分に語りかける場面があり、「食事の幸せ」をどこか客観的に見ているので、ここまで紹介してきたエッセイとはまた違った良さがあります。

江國さんの小説を普段から読まれる方や、スイーツ感覚で食エッセイを楽しみたい方におすすめの一冊です。

食材の性質や食べ合わせを学べる本

薬膳・漢方の観点から食材の性質・食べ合わせを紹介している本もあります。これからダイエットをしたい方やなんとなく体調が良くないといった方におすすめです。

『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帳』植木もも子(監)

食材一つひとつのデータや保存方法、おすすめの食べ合わせなどが一目でわかる書籍です。中身は専門的すぎず読みやすいです。また、巻末には食べ合わせ索引や食材索引もあるので辞典として手元に置いておくのも良いです。

薬膳や漢方に興味がある方はもちろん、これから自炊を始める方や食事から体調を整えたい方にもおすすめの書籍です。

まとめ

今回は食をテーマにした本をジャンルごとにご紹介しました。今まで読んでこなかった方やこれからフードエッセイにチャレンジしたい方の参考になると嬉しいです。

ご紹介した本は全て私の本棚にある書籍になります。
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